鹿島灘サーフヒラメアングラーの黙示録

鹿島灘などの遠浅サーフでどうしたらヒラメを釣る事が出来るのか考えてます。

2021年にヒラメを釣ったルアーランキング

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釣果サイトやSNSでの釣果情報を集計し、実際にヒラメを釣っていたのはどんなルアーなのか?鹿島灘のサーフで本当にヒラメを釣ったルアーの釣果上位10位までを発表する。特定の釣りうまなロコアングラーが好んで使用しているなどしていて偏っている物も中には存在する。しかしそれも釣れるからこそのものでありひとつの実績ということができる。どれも確実に実績がありヒラメが釣れるルアーであることは言うまでもないだろう、つまりここで紹介するルアーは間違いなくおすすめできるヒラメの味を知っているルアーだ。

 

1.ジャクソン 飛び過ぎダニエル30g

ど定番のサーフルアー、ジャンル的にはメタルバイブに近い形状だがそれと違い小刻みに振動するのではなくこのルアーは大きくお尻を振るようなアクションでヒラメにアピールする。その動きはメタルバイブやメタルジグというよりもシンキングペンシルのアクションに近い。以前はシンキングペンシル勢により追いやられていたが今年はあるソフトベイトルアーの台頭によりシンキングペンシルルアーが追いやられた結果、居残りに成功し一位の座を獲得した。極端に後方重心に作られた飛び過ぎダニエルの飛距離は飛ばせる人ならば100m程飛ばせる、そしてただ巻くだけで釣れるという分かりやすさがこのルアーの良いところで、初心者はもちろん経験者でもダニエルを使えばしっかりと釣れるスピードやレンジの意識を再確認することができるのでおすすめだ。使い方は至ってシンプルにギリギリアクションしているくらいの速度でただ巻き、アクションも大きいため使っていて動いているのがわかりやすいのでそんなに難しく考えなくて大丈夫。

「重さ」30g「長さ」80mm「価格」1,210円

2.ブルーブルー ジョルティ22g

今、サーフルアー界で台頭しているソフトベイトルアーの筆頭。ジグやシンペンに並ぶほどの飛距離を叩き出す驚異的なジグヘッドワーム。重心移動のできるジグヘッドの形状によってその飛距離を実現する、ワームも硬めのマテリアを採用しており飛行中の邪魔を極限まで少なくしている。僕もこのルアーが大きくサーフルアーの勢力図を変えると予想はしていたが、想像以上にこのルアーによってサーフルアー界の勢力図が大きく変わる形となった。しかも、今のところ明確に変えがきくルアーがないこともあり持ってないとキツいレベル。ワーム特有の操作のしやすさで任意にレンジを変えることができ、メタルジグやプラグのように巻かないとアクションしなくなるような速度制限がほとんどない、僅かな水流でも確実にアクションをするワームというアドバンテージを持ちながらも飛距離も出すことができるジョルティはサーフ界を技術革新させたルアーだ。シンキングペンシルのように波に任せても良いし、ギリギリをただ巻きするのも良く好きなように使って釣れる。

「ワームの長さ」4インチ「ワームの重さ」10g弱「ジグヘッド重さ」15g、22g、30g「価格」1,518円

3.エコギア パワーシャッド5インチ

釣具屋の隅に追いやられていつ入荷したのか分からないようなレトロ感漂うヒラメ釣り界に存在してきた重鎮的ワーム。ジョルティの台頭に引っ張られる形で上位に入り込んできた。専用のジグヘッドはないため相方が必要だが人によって結構割れる。その中でも多かったのは飛距離の出せる形状のダイワのFJジグヘッドや上下反転して使えるがまかつレンジスイマーリバーシブルなど。なんだかんだで毎回トップ10以内にはいるルアーだがここまで上位に来たのは珍しい。上位に入った理由は元々使っていた層がいるのに加え、ジョルティが入手出来なかった層がジョルティに匹敵するくらいワームが硬いため代替えとして使っている、特にダイワのFJジグと組み合わせればそれはまさに限りなくジョルティに近い。

 

 

 

4.シマノ ヒラメミノーⅢ 125S

 

ジョルティの台頭という勢力図の変換(ケイオス)の中その相方として選ばれたのがミノーだったことを暗に示している。今まではあまりに強いシンペンの存在によりミノーは過去のルアーとなっていたが、その立ち位置をジョルティが奪ったことでミノーの地位が底上げされ復権した。ジョルティが今まで40gのルアーが主体だったサーフルアー事情を20g〜30gと引き下げた結果、20g代程度のミノーを操作しやすいロッドとの相性が良くアピールの方向性も違うため、用途による棲み分けができている。これからサーフルアー界でミノーが再注目されることになりえるだろう。

 

5(同率) シマノ サイレントアサシン140S

 

140サイズはミノー激戦区となっているがシマノの重心移動システムジェットブーストを搭載しミノーでありながら平均飛距離71mをマークする飛んでかつ入手しやすいこのルアーがランクインした。Twitterを眺めていて感じていたがサーフアングラーはあまりミーハーではなくちゃんと実績のあるルアーを求める傾向が他の釣りと比べると強い。そのためミーハーな140サイズのミノーがランクインすると思ってもいなかった。ミノーとしては飛ぶ部類だがサーフでは80mくらい飛んで欲しいけどミノーにそこまで求めちゃいけない。

 

5(同率) シマノ スピンビーム32g

 

シマノ製の2フックタイプのメタルジグ、サーフの2フックメタルジグの先駆者的ルアーでありサーフ用メタルジグの重鎮的ポジション、2022年のフィッシュングショーで新たに低比重の鉛を使用しボリュームアップによるアピールアップと沈下速度を低下させたモデルが発表され新色のマットなピンク色で登場し僕の興味をひいた。

 

7.DUO フリッパーZ36

 

低比重の亜鉛を採用することでボリュームとアピールをアップさせて更に沈下速度を低下させたフリッパーのZシリーズ。一時期人気で入手出来なかったが急速に回復し今ではかなり手に取りやすいルアーとなった。在庫があれば実力(使用者)も増える形となり今年はこの順位に食い込んだ。人気カラーはマットピンクだけど手を加えないと波と砂ですぐに削られる。

 

8(同率)ジャンプライズ ぶっ飛び君95S

 

サーフ界に彗星の如く現れ長い間サーフ界を牽引してきたヒラスズキ用に作られたシンキングペンシル、ジョルティの台頭により上位3位の常連組から脱落する形となった。同社のかっ飛び棒が大きさの関係でお兄さん的ポジションだがこっちの方が年上。

 

8(同率)バディーワークス オフベイト40g

 

同じジャンルにスピンビーム、フリッパー、メタル系も含むならダニエルまでいる強豪揃いのメタルジグジャンルにありながらランキングに生き残った。他社のジグが後方重心を選択する中オフベイトはサーフでは珍しくスイムを重視したセンターバランスが売り、生産数が少ないのもあると思うがロッドを発売すると即売り切れるなどバディワは根強いファンが多い。

 

10(同率)ハードコア モンスターショット(S)95mm

 

シンペンなのかミノーなのかはっきりしないが僕の中では超ヘビーシンキングペンシル、95mmで40gと使用感は限りなくメタルジグに近い。良い意味で使い所がはっきりしてる。

 

10(同率)DUO ウェッジ120S

 

サーフルアーのなかでも癖の少ない優秀なシンキングペンシル、正直この位置にいるのが信じられない。

 

10(同率)DUO ウェッジ95S

 

先に書いたウェッジのサイズ違い、癖の少ないシンキングペンシル。

 

10(同率)ジャンプライズ かっ飛び棒130BR

 

個人的に最強のサーフルアーだが今回のランキングでキングオブサーフの座(上位)から陥落してしまった辛うじて10位に残るがシンペンの種類も多く票も割れやすい今後の行方はあまり明るくないかもしれない。

 

トップ10の紹介だったが同率が多く13個のルアーを紹介する形になってしまった。ここまで読んでくれた方の一助となれば僕は嬉しい。