鹿島灘サーフヒラメアングラーの黙示録

鹿島灘などの遠浅サーフでどうしたらヒラメを釣る事が出来るのか考えてます。

鹿島灘サーフでヒラメを釣る方法

ヒラメ釣り師の方々が、ヒラメ釣りは簡単になってしまったと良く嘆いている。

 

今やヒラメ釣りは手間のかかる仕掛けを使ってヒラメを釣るよりも、ルアーを使ってサーフからヒラメが釣れてしまうのだ。

 

おそらくそう言った光景を見て、ヒラメ40と言われていた頃と比べて簡単になったと言っているのだと思う。

 

その一方で、サーフヒラメ釣りは難しいとも言われて居る。

 

何故ならば、間違った道を進むと最初のヒラメを釣るまでの道のりがとても遠いものになってしまう。

 

そう言うのも、ヒラメ釣りが難しいと思ってしまう理由は、広大なサーフでヒラメの居るポイントを絞れていない、と言うのが大きな原因でヒラメの居るポイントへルアーを通せば必ずそれに答えてくれる。

 

同時に、ポイントを絞る事はサーフアングラーにとっての永遠の命題であるとも言える。

 

9割が情報戦だと釣り全般で良く言われているが、僕はまさにそうだと思っている、僕は異常な程に情報収集癖がある、そんな僕のヒラメの釣り方を書きたいと思う。

 

 

釣りに行くエリアを決める

海水温からヒラメの居るエリアを予想する

 

前日の水温を参考にして狙うエリアを決める。

 

鹿島灘サーフは上から鉾田サーフ、鹿島サーフ、神栖サーフと大きく3つのエリアに分かれている。

 

f:id:everflat99:20200923160729p:plain

 

 

暖流と寒流がぶつかり水温差が出来るているところには魚が多い、そのぶつかった潮がサーフに流れてくるであろう場所を読む。

 

僕はとにかくここで海水温の情報をひたすら見ている。

 

gyomusen.sakura.ne.jp

 

 

上手く読むことが出来たなら、朝マズメに鳥は飛びまわり、イワシは浜に打ち上がりと、大自然のテーマパークみたいな状態になっている筈だ。

 

まだ生きてピクピクしているイワシも魅力的だが、貴重な朝マズメにそれを拾っている時間がもったいないのと言うのが残念だ。

 

ヒラメはどこに居るのか

エリアが当たっていたならその場所にヒラメが居る、正直上で言っていたような状況ならばどこに投げても釣れるような状況だが、いつもそうとは限らない。

 

そんな場合は、そのエリアのどこにヒラメが待ち構えているのか見極めなければならない。

 

少し高い所から全体的に流れに変化のある所を探したり、ルアーを投げた後も出来るだけ視野を広くし、それ探しながら攻めていく。

 

離岸流

サーフの変化の中では比較的分かりやすいのが離岸流だ、離岸流は掘れて深くなっている。

あまりおすすめポイントではないが、離岸流を読めるようになることで他の地形の変化に気付く事が出来る。

潮の下げでサーフのベイトが抜ける時間帯には攻めても良い。

 

馬の背

離岸流とセットである場合が多い、馬の背を見つけたならばその上から離岸流を流したり通したりしてここは色々な角度から集中的に攻めると良い。

とにかく、とりあえず馬の背があればそれが一番と言えるくらい良い場所である条件が揃っている。

 

サーフヒラメ釣りのシーズン

基本的に通年を通してヒラメは釣れる、たとえオフシーズンでどんなに渋くても釣るアングラーは実在する。

 

もちろん初心者ならヒラメ釣りを嫌いにならない為にもシーズンインしてから狙う事をおすすめする。

 

虫のさざめき

では、いつからシーズンインなのかと言う話しをしていこうと思う。

 

春は虫が騒めきだしたら

ここ最近温暖化などの影響から季節と言うもの自体が曖昧となってしまっているので、何月からと言うのはあまり当てにならない。

 

その上、陸の上と海の中の季節の差は1ヶ月程度のずれが生じると言われている。

 

人よりも敏感に季節を感じ取る虫の声を頼りにするのは、なんとも風情があり良いのではないだろうか、僕はそう言うのが好きだ。

 

それに僕自身の経験だが、春のシーズンインと虫が騒ぎだす時期はまさにそれがドンピシャなのだ。

 

春のハイシーズンはゴールデンウィーク

例年ゴールデンウィーク辺りから梅雨入りまでが特に釣れる、所謂ハイシーズンになる。

 

梅雨入りしてしまうと海が荒れてしまい釣りどころではなくなってしまうので梅雨入りまでと言うのは、あくまでも目安程度のものだ。

 

秋は鈴虫が鳴きだしたら

夏が過ぎて秋のシーズンインも同様に、と言う感じだ。

 

秋の方は虫の声が多いので、些か分かりにくいかもしれない。

 

鈴虫のリーンリーンが聴こえ出したらシーズン間近と言えるだろう。

 

秋のハイシーズンは冬の気配を感じる頃に

秋にシーズンインしてからだんだん木の葉が落ち、陸では冬の気配を感じ始める頃にハイシーズンへと突入していく。

 

なんやかんや一年中釣れる

あくまでも初心者ならシーズンインしてからサーフへ向かうのが無難と言うだけで、余程「絵の具みたいなイレギュラー」が無ければ、焼けるような灼熱の砂浜からも、霜が降りたシャリシャリのサーフからも、一年中ヒラメを釣り上げる玄人は、実在する。

 

サーフで使うルアー選び

これから紹介する三種類だけでサーフフィッシングは成立する。

 

シンキングペンシル

ヘビーシンキングペンシル、正直に言ってこれだけで良いと言えるサーフでの使用に最も適したルアーだ。

 

ネーミングのせいか正直に言って初見では何なのか分からない、その上フックが付いていない(最近は付いてるモデルもある)ため。

 初心者アングラーにはなんかよく分からない棒が売ってるように見えるのが残念だ、しかしかっ飛び棒程釣れるルアーは他にないと思う。

 

サーフヒラメが一番釣れるルアーだ。

 

もちろんあまりの釣果から他社からもこぞってシンペンが発売されている。

 

DUOやシマノからも同じようなスペックの物が出ていたりとまさに群雄割拠のような状態になっている。

 

まずはこのシンペンと言うジャンルのルアーを使えるようになる事、これが一番の近道と言っても過言ではない。

詳しくは過去記事を見て欲しい。

 

everflat99.hateblo.jp

 

 ソフトルアー

次にジグヘッドとワームがセットになっているルアーを使うのがサーフフィッシングでは一般的な感じになっている、これも今は色々なメーカーが出している。

 

喰いが渋い時や、もっとボトムやシャローを攻めたいなどのシンペンに出来ない事があった時のサブやフォローとしてシンペンに出来ないことのだいたいを賄える。

 

こちらはマイナーなところまで含めるとシンペンよりもっと混戦状態だが売れ筋は決まっている。

 

現在一番人気なのは、ブルーブルーから出ているジョルティだ、しかしずっと品薄の状況が続いていて、これがなかなか解消されない。 

 

こちらにお勧めしたいソフトルアーを書いているので良かったら読んで欲しい。 

everflat99.hateblo.jp

 

 

 

メタルジグ

上記どちらも使えないほど天候が悪い場合に使う。

 

正直これを使うような場面に出くわしたら諦めて帰っても良い状況とも言える。

 

釣れるまで帰らない、と言う僕のようなストイックスタイルアングラー向けだ。

 

シマノのスピンビーム、DUOのフリッパーがサーフで使うメタルジグの代表格と言える。

 

everflat99.hateblo.jp

 

紹介したルアーの中から僕が3つだけルアーを持って行くのなら僕はこれにする。

 

everflat99.hateblo.jp

 

道具を見直す

サーフにはシマノのシーバスロッドが優秀

サーフで使うロッドはとにかく軽い物が良い、間違ってもパワー重視のショアジギングロッドで挑んではいけない、僕はそれで失敗している。

 

最近は各社からヒラメ専用のロッドが出ているが、まだまだ発展途上なのではないかと僕は思っている。

 

技術的に進んでいてどんどん軽量化の進んでいるシーバスロッドが今のところ最も向いたサーフロッドだと僕は思っている。

 

個人的にエントリーモデルを買うならメーカーはほぼシマノで決まりだ、理由は軽くても張りが強いから。

 

シーバスロッドとお勧めしているが、シマノのロッドは対象を絞っていないオールラウンドモデルよりに作られている製品が多い。

それはシーバスロッドとして見れば硬すぎるため一部のシーバスアングラーから嫌厭されている、シーバスロッドとショアジギングロッドの中間と言うようなどっちつかずの立ち位置なのだが、この何方ともつかない軽くて硬い竿と言うのがサーフにマストだったりする。

 

サーフで使うルアーは40g辺りをメインとして使用する為、表記された重さのルアーをしっかり飛ばすことの出来るキャパシティが必要になる。

 

シマノのロッドなら硬さはM(ミディアム)で問題ないだろう。

 

長さは9〜10フィート程度がサーフヒラメ釣りのロッドの長さでは無難なラインだ。

 

釣りのスタイルや背の高さなどにもよるので一概にこれと言えるものではないが、僕はSサイズアングラーなのでこれより短くても良いと思っている。

 

everflat99.hateblo.jp

 

PEライン

PEラインの進化は釣り業界の技術革新なので、より遠くへ飛ばすために使うのはもちろんなのだが、その太さは気をつけるポイントである。

 

僕は0.8号をお勧めしたい、サーフは一番の問題として波や流れそして風の影響を受けて何をしているのか分からなくなってしまう。

 

それは号数を上げるほど影響を受けやすくなるため余計に何をしてるか分からなくなってしまう、なので初心者でも0.8号を使う方が良いと僕は思っている。

 

PEラインのカラーも派手な物を僕はお勧めする、とにかく今自分のルアーがどこにあるか分からないと言うようなことになるのは避けるべきだ。

 

 

everflat99.hateblo.jp

 

今はリールよりもロッドに

僕の釣り歴は結構長い、学生時代にTokyoに住んでいた事もあってその分ブランクもあるが、だいたい20周年に突入したくらいやっている。

 

その為、少し時代錯誤的な勘違いをしていた、今の時代のリールは安くても性能が良い。

 

僕が釣りを始めた頃はリール2:ロッド1と言う感覚だったのだが、それは昔の話しでお金を掛けれるのならばリールよりもロッドを良くした方が良いと思う。

 

極端な話し、今はロッド2.5:リール0.5くらいの予算で構わないと僕は思っている。

 

ちなみにサーフフィッシングでは100m弱くらい遠投をする事が出来るルアーが多いので、サーフで使うリールはハイギア(HG)やエクストラギア(XG)のモデルがお勧めだ。

 

everflat99.hateblo.jp

 

 サーフアングラーの格好

以下の記事に僕の使っているライフジャケットや、ウェーダーについて書いているので良ければ参考にして欲しい。

everflat99.hateblo.jp

 

夏バージョン 

everflat99.hateblo.jp

 

 ハイシーズンへ向けて 

サーフフィッシュングしてみたいな、と思った方向けに低価格に拘った一括コーディネートと言う記事も書いているので興味を持った方は是非参考にして欲しい。

everflat99.hateblo.jp

 ルアーを買ったらやっておいた方が良いこと

 

everflat99.hateblo.jp

 

 

ひとりでも多くの初心者アングラーがヒラメに初めましてができたなら僕は嬉しい。